2010-10-03

Phil Manzanera - Listen Now (1977)

今回はロキシーミュージックのギタリスト、Phil Manzaneraのソロ作品(というより801名義?)を紹介します。

Phil Manzanera - Listen Now (1977) ★★★★★ (★が星1つ、☆が星半分です)

Listen Now

 1. Listen Now
 2. Flight 19
 3. Island
 4. Law And Order
 5. Rude Awakening *
 6. Que?
 7. City Of Light
 8. Initial Speed
 9. Postcard Love
 10.That Falling Feeling
 11.Blue Gray Uniform *
 12.Remote Control *

 (太字は筆者お気に入りの曲)
 (*はCD化で追加された曲。)




 801のメンバーに加え、リードボーカルを担当しているSimon Ainley、それにEddie JobsonやSimon Phillips、Mel Collins等も参加している豪華な作品だ。
 クワイエット・サン時代のようなジャズロック色はあまり感じられない、シティ・ポップとでも言うべきサウンドだが、これが実によくまとまっている。
このアルバムではマンザネラのポップセンスが垣間見られ、個人的には前作のダイアモンドヘッドよりも好きな作品です。
この時期はロキシーミュージックが解散している最中で、(後に再結成、傑作「Avalon」を完成させる)マンザネラ自身も制作意欲が高かったのではないのでしょうか。

 ボーカル曲中心ではあるが、一応6や8ではクワイエットサン的で格好良いインスト曲もやっている。しかし着目すべきはボーカル曲で光る、マンザネラのメロディセンスでしょう。特に9、10の哀愁漂う感動的な2曲は必聴です。この2曲の為にこの作品を買っても損はないと思います。
 フランジャーの効いたアルペジオや、マンザネラお得意の緩いトーンで奏でられるギターフレーズがとても効果的かつ印象的だ。そのギターとSimon Ainleyのうまくはないが叙情的なボーカルがマッチして、唯一無二のサウンドを生み出している。

ジャケットに象徴されるような都会的な雰囲気が心地良い作品ですが、
このジャケット、LP時代のジャケットの左上部分だけを切り取ったものなのである。


LP盤のジャケットはこちらである。




.....ぶっちゃけ気持ち悪いジャケットです(笑)

2010-09-29

The Band - Stage Fright (1970)

受験勉強ということで3ヶ月放置していたこのブログでございます。
が、先日指定校推薦の高校内選考を突破しまして(志望は某H大学)受験勉強に
目処が付いたのでまた更新を始めようと思います。
拙い文章の並ぶ情けないブログでございますが、今後ともよろしくお願いいたします。

今回取り上げるアルバムは
The Band - Stage Fright (1970)
です。

Stage Fright
 1. Strawberry Wine 
 2. Sleeping
 3. Time to Kill
 4. Just Another Whistle Stop
 5. All La Glory
 6. The Shape I'm In
 7. The W.S. Walcott Medicine Show
 8. Daniel and the Sacred Harp
 9. Stage Fright
10.The Rumor
(太字は筆者お気に入りの曲。)


1970年に発表されたザ・バンドの3枚目のアルバムです。


1枚目の「Music From Big Pink」や2枚目の「The Band (通称ブラウンアルバム)」
と比べると、アルバムの存在は地味なように思われます。
しかし、個人的にはその2つの引けを取らない好盤に仕上がっているように感じます。


前作、前々作のアメリカ南部的泥臭いサウンドというべきものがうまく薄まり、
洗練されたマスタリングとなっています。
特にボーカルパートにおけるサウンドはとても心地良いイコライズになっていると感じます。
リチャード・マニュエルがやや荒っぽく歌う4や、ボーカル担当の3人が掛け合いのように歌う10において効果的に現れていると思います。
彼らの不安定ながらどこか味わい深く安らげるボーカルが今作ではさらに全面に出ているわけです。


作曲面ではギターのロビー・ロバートソンが全ての曲に関わっており(内2曲は他メンバーとの共作)、後のいわゆる「ロビー・ロバートソンバンド化」の前触れになっているような気がします。
しかしこのアルバムの楽曲は後に出されるライブ盤「Rock Of Ages」で多く取り上げられており、それだけ楽曲の出来が良かったと言えます。


確かに1作目、2作目と比べると軽さを感じる部分があるかもしれない。でもそのサウンドの軽さが良い効果を生んでいる。
初期の泥臭さと、75年の大傑作「Northern Lights Southern Cross」の洗練されたサウンドの中間を行く良いアルバムでしょう。


★★★★☆ (★が星1つ、☆が星半分です)


2010-06-17

サボリぐせ

早速1ヶ月サボっている件。
まあ好きなときに書こうかなと・・・
Last.fmのscrobbleは結構頻度多いんですけどね。

2週間くらい前かな?新宿のディスクユニオンで「560円以下のCD5枚以上購入で半額」なんてのをやってました。
しかしディスクユニオンで560円以下の商品を探すのが大変。しかしかなりの収穫でした。
・ 10cc 「How Dare You」
・ Todd Rundgren 「A Wizard, A True Star」
・ Kevin Ayers 「Yes We Have No Mañanas (So Get Your Mañanas Today)」
・ Harry Nilsson 「Son Of Schmilsson」
・ Mike Oldfield 「Tubular Bells(1983年製のある意味粗悪品(笑))

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作品についてはまた後日・・・

2010-05-01

Mood For A Day

GWだと言うのに、7時に起床してしまうという健康ぶりを発揮してしまった。
まあ、早起きに越したことはなかろう。

Top 100 Albums of the 1970s
ピッチフォークの70年代アルバムランキングだ。
あらためて70年代は至宝の時代だったということを強く感じる。
サタデーナイトフィーバーみたいのはどうでもいいけれども。
特に気になった事項の一つは、ブライアン・イーノ氏の活躍ぶりである。

LINK LINK

自身のソロアルバムは3作がランクイン。デヴィッド・ボウイ(今回のランキングでは作品が入りすぎじゃないか?)
の「Low」は実質ボウイとイーノの共作とも言っていいし、
トーキング・ヘッズの作品(Fear of Music, More Songs About Buildings and Food )も彼のプロデュースだ。
ロキシー・ミュージックの初期バンドには彼も在籍している。実質7作がランクインしたと言って良い。
ところで僕はブライアン・イーノのアルバムは未だに購入していない。(バーンとの共作、My Life In The Bush Of Ghostsは持っているが・・・)
機会があれば是非買いたい。

他の事項と言えば、クラウトロック勢である。ドイツのセンス溢れる変態ぶりが爆発した時代とも言えよう(笑)。
僕の大好きなカンを筆頭に、ノイ、ファウスト、クラスターがランクイン。
ロックではないがクラフトワーク、スティーヴ・ライヒもランクインしている。
どれも文句ない作品ばかりである。やはりドイツミュージックというのは奥深いです。

正直70年代は100位じゃ足らないくらいですね。プログレ勢が少なく感じましたし。
面白いランキングがありましたら、是非教えてください。

2010-04-20

レコードをデジタル音源化

3月のはじめくらいに親父が
「USB端子搭載のステレオレコードプレーヤー」なるものを買った。
ようするにレコードの楽曲をUSB経由でデジタル音源としてPCに放り込めるわけだ。
しかし倍速録音なんて出来ない。だから1枚1枚聞きつつ録音しなければならない。
正直結構かったるい作業なので、しばらくは録音もせず放置していたが、
今日は学校から帰ってきて、「よし、今日は取り込むか」と妙にやる気になった僕は取り込み作業というなかなかハードな作業に取り掛かった。
一つ問題なのが、「取り込み中にPCに負荷を掛けるような作業を行うと、録音が狂う」ということだ。
我が家のPCははっきり言ってポンコツなので、録音の最中は何も他の作業が
出来ない・・・。
仕方なく古典文法の勉強をすることにした。むしろこれは自分にとっては好都合だったのかもしれない。


これらのレコードを取り込むことにした。






左上から

Stevie Wonder - Fulfillingness' First Finale
(この時期のスティーヴィが最高だと思う)

George Benson - Breezin'
(ボーカリスト寄りになり始めた頃の傑作)

Joe Sample - Rainbow Seeker
(クルセイダーズのメンバーが参加した、商業寄りだが素晴らしい一枚)

Pink Floyd - Atom Heart Mother
(現代音楽なA面よりも、アコースティックなB面が気に入ってたりする。)

Deodato - Prelude
(親父曰く、「Deodatoといえばこれ」)

Jean-Luc Ponty - Imaginary Voyage
(ただでさえポンティのレコードなんてないのに、見本盤とはすげーや)

Dave Grusin - Mountain Dance
(超お気に入りの一枚。面子も凄いが、グルーシンのセンスが炸裂!)

Lee Ritenour - The Captain's Jouney
Lee Ritenour - Captain Fingers
(この2作の時期が一番脂乗ってると思う。グルーシンのアシストも◎)

Dave Grusin & GRP All Stars - Live in Japan
(正にオールスター!なんとナベサダも参加。とにかく熱い。)


レコードを気軽にデジタル音源化出来るとは、いい時代になりましたね。
こんなに一気にやると疲れますけど・・・(苦笑)

2010-04-18

Tears Of Rage

最近「ザ・バンド」にハマっております。
ボブ・ディランのバックバンドから派生したグループなんですが、これがまた叙情的で素晴らしい。

LINK
↑デビューアルバムの'Music From Big Pink'
このジャケットはディランが描いたそうで。

はっきり言うと、ボブ・ディラン自体はあまり好きではなかったりする。Like A Rolling Stoneは名曲だけど思うけどね。

ザ・バンドの魅力は、実にアメリカらしい要素にあると思います。(実質カナダ人のバンドなんだけれども・・・)
ルーツミュージック(カントリーやR&Bのこと)を根底に創り上げた唯一無二のサウンド。泥臭い演奏に泥臭いヴォーカル。あの生暖かいオルガンと、色んなメンバーがとる荒っぽくてやさしいヴォーカルの相性がたまらなく良いんです。アメリカの南部のような、いや、行った事はないんですが(苦笑)雰囲気が味わえるバンドですね。

ザ・バンドを聞くようになったきっかけは、60年代洋楽のコンピレーションアルバムに入っいてた、'The Weight'を聞いたことがきっかけでした。
感銘を受けた僕は、'Music From Big Pink'を買ってすぐ聴いた。
そのアルバムの1曲目がTears Of Rage(怒りの涙)でした。

Tears of rage, tears of grief Why must I always be the thief?
Come to me now, you know we're so low and life is brief

怒りの涙 嘆きの涙
何故私は泥棒扱いされなければならない?
今すぐ私のそばに来てくれ 我々はいつも孤独だ 
そして、人生はいつも儚い




この曲は一生僕の心の中に残るでしょう。